【街歩き】西荻窪〜吉祥寺間を歩き散らかす
今日は休日だ。
昼過ぎに牛肉は食らった。
と、なると、だ。
さて、歩こうか。
中央線は【西荻窪】
今日はここから歩き始める事にした。
吉祥寺に向かって歩きながら、
ディテールを拾っていこう。
私は中央線ラヴァーではあるものの、
行くのはほとんど
【吉祥寺】【阿佐ヶ谷】【高円寺】
つまり、古着とお酒がある街だ。
いずれも安く済ませてやろうという
野良犬精神を駆り立てられて足繁く通っているのだが、
実はあんまり出向いた事がない。
なので、このあたりのアルゼン、
地理はほとんど把握していない。
とにかく西に向かって吉祥寺を目指す。
西遊記の下位互換もいいとこ。
駅前の商店街、既にいい感じ。
【町】を変形させたロゴもいいなぁ。
いい匂いしそうだなぁ。嗅ぎたいなぁ。
実はこの写真を撮るにあたって、
私が撮影する前に通り過ぎてやろう
とする“野心家のおっさん”と、
その野心家が通り過ぎる前に
撮影してやろうという私の、
生命線ギリギリの死闘が繰り広げられていたのだった。
当然、私が勝利した。
若いし、iPhoneの反応速度も速いし。
圧倒的な勝利だった。
「また機会があれば、手合わせ願いたい。」
彼の亡骸にそう告げて、私は歩みを進めた。
おもちやさん、発見。
敬称をつけるか否かの選択は、
私達には委ねられていない、
なんでも自分には選択肢が与えられているという、平和ボケした私の脳内に衝撃が走った。
まぁ、サンプラザ中野くんみたいな感じ。敬称つけると、
サンプラザ中野くんさん、とかになっちゃうもんね。
でもサンプラザ中野くんって呼んだらしっかりめに怒られそう。
オスマンサンコンサンとか早口言葉の土俵に片足を突っ込んでいるし、オスマンサンコンクンなんて、もう遊戯王のモンスターになれる。
というよりこのおもちやさん
【越後鶴屋】というお店らしいんだけど、
HPを見てみたら、添加物だとか保存料を使わない手作りにこだわってて、TVで何度も紹介されている、所謂“名店”。
食べればよかった。
チクショー。
そうそう、今日の目当てはこちらのお店。
【ひぐらし古具店】
ネットショップもあるんだけど、昔の学校に使われていた家具のリメイクなんかもあって、気になってたのよ。
なんだろう、
前世が古具店に特化した放火魔
とかだったんだろうな。
ガッツリ明記してあるし。
ごめん。
焼き討ってごめん。
前回の高円寺編に続き、猫に出会う。
西荻の猫はチキンだな。ビビってらぁ。
チキンじゃなくて、キャットだろっつってね。フフ。フッ。
高架下は倉庫とか、運送会社がズラっと。
この辺りの高架下は利用されてないスペースがあって、これから開発していく構想もあるっぽい。
たしかに、高架下におしゃれなカフェとかあると、隠れ家っぽくて良いもんな。
いいトンネル。ブルーの建物はスタジオらしい。なるほどな、こういうことか。
ちょっと歩いたところに歴戦の歯科医院を見つけた。
なに村なのかさえ定かではない。
私と野心家並みの熾烈な争いがあったんだろう。じゃなきゃこのハゲ具合はおかしい。
あ、公園。
近くの電柱に「ひったくり注意」という張り紙があったので、この公園は
「ひったくり警戒公園」
と名付ける事にした。
我ながら、
このエッジィなネーミングセンスに
脱帽せざるを得ない。
なにそれ。そ〜ら?
へぇ〜、フリースペースなんだ。
予約制の。
そ〜ら。そ〜らか。
そ〜ら?
なんともエッジィなネーミングのこのスペース。
一軒家みたいになっててさ、
写真撮ろうと思ったら
自転車引いてる人がそ〜らの方から出てきたから、逃げちゃった。
気になる人は自分で見に行ってきて。
やだよ俺は。もう恥ずかしい。
私も高校の頃、リュックごと電車の網棚に忘れた事あるけど、道端はないわ。
武蔵野市って良い雰囲気だな。
幼い頃の思い出なんてこの街には無いはずなのに、
ちょっと昭和の雰囲気を残した建物とか、
親子の話す声とか、
小学生が走って追いかけあってたりとか。
故郷じゃないはずなのに、
なんだか懐かしい感じ。
この土地全体が持つ包容力がそうさせるんだろうか。
よく分かんないけど、やっぱりいい街。いじってばっかでゴメンけど、
ちゃんと好きです。
かなり吉祥寺に近付いてきたな。
半ズボン屋さんもあるし、
もうそろそろ到着だ。
【ZENON SAKABA】
もうほぼ吉祥寺。
いい雰囲気。
友達と一杯やりたくなってきた。
雰囲気ヨスギだ。
ケイン・ヨスギだ。
近くに【吉祥寺シアター】っていう小劇場があった。
写真撮ろうとした瞬間、彼が中から出てきたんだよ。
ほんと、シャッターの寸前に。
パパラッチみたいになっちゃってさ。
なんかちょっと体ずらして撮れるようにしてくれたんだけど、そこで二枚目を撮る勇気なくってさ。逃げちゃった。
武蔵野市が芸術文化の振興のために建設したらしい。なかなか粋だなぁ。
これも武蔵野市の支援の結果かな。
ド派手にも程がある。
やり口がド派手すぎる。
エクスペンダブルズじゃないんだから。
エクスペンダブルズじゃないんだから。
〜あとがき〜
なかなか楽しかった。
私のブログではあんまり有名なところは紹介したくないから、裏道ばっかり通るんだけど、それでも凄く楽しめる街だった。
また時間あれば別ルート歩いてみようと思えました。
【街歩き】野方〜新高円寺間を歩き散らかす。
珍しく大学の友人たちと新宿で飲み会をする事になった。
ただ、全休なので、夜まで暇。
さて、歩こうか。
コースはこんな感じ。
徒歩フェチの私からすればこんなものはお茶の子さいさいのさいである。
早速【野方駅】からスタート!
今日もいつものお散歩スタイルでゆく。
無印のスクエアシャツに、古着屋で買ったネイビーのワイドスラックス、あとメルカリで買ったタッセルローファー。
タッセルローファーはデカかったからつま先とか踵に色々入れたり貼ったりしている。
俺、不器用なんすよね。
まあ、間違いなく散歩には不向きな出で立ちである。
でも全部合わせて10000円いかないの。
トートバッグも500円くらいだった。
チープ。
チープ、チーパー、チーペストで言うところのチーペストにあたる。
あ。
ヤッホーROADなるものがある。
フォントサイズはこれで良いのかな、ヤッホーをもっと主張しなよ。
もったいない。
あ!でもなんか良い感じ!
レトロな焼き鳥屋さんとかあるし、おばあちゃん家の匂いするし、
ヤッホー!ヤッホー!
ヤッホー!ヤッホー!
道がわかりやすそうなので環七沿いを歩くことにする。
あ〜、ああいう団地的な外観凄く好きだわ〜。
あの一戸一戸に生活があるのかと思うとたまらない。遊びに夢中になって、夕方過ぎに家に帰るとき、自分家の換気扇から母が作る夜ご飯の匂いがしたりするな〜。
しがちだな〜。
でも、帰りが遅いってしっかり怒られる。
なんだこれ、想像というより記憶だな、こんな事あったな、昔。なつかし。
環七沿いって良いよね、都会を感じる。
ただ、都会にいるちょっと悪そうな見た目した人ってどういうつもりなのかイマイチ理解できない。
東急線沿線とかもう、事足りてる人たちが住む場所なはずなのに、何に鬱憤を貯めてあんな悪そうな見た目してるんだろう。
あ、やっぱなんでもない。スケボーで殴られたりしそう。もうやめておこう。
なんか薬落ちてるけど、交換殺人ゲームと関係ある?これ?
あ!野方ホープだ。
ん?なんだ?横の。
気になっちゃう。
なんだろう、たたみかけてくる。
犬種のみ告げてくるし、雨漏りのとこにちっちゃく
「ナオシマン」
とか書いてあるし、なにそれ?
都市伝説系YouTuber?
あ、この花にはかなりの高確率で
カマキリがいます。
あっ、やべ。全然いない。
ヤバイヤバイ。
撮れ高が。
あー、いたわ。
ホラッ!可愛い〜。
【ハラビロカマキリ】ですね〜。
ちょっと触ったら「キモッ」みたいなリアクションされた。
なんだお前、言っとくけど世間一般的にはお前の方がキモがられてるからな。
でも1つ可哀想すぎるだろって思う事があって、カマキリが嫌われる事の原因の1つに
「ハリガネムシがお尻から出てくるから」
というものがある。
可哀想すぎない???
寄生されてるんだよ???
被害者であるカマキリを嫌うなんて、ひどい。
多分そういう人は大事な人が病気で嘔吐した時とかに
(うわっ、キモッ。)
って心の中で思うんだろうな。
ひどいや。
さすが、環七沿いの猫は怖気付かない。
なんならカメラ目線。愛おしい。
今日はここの古道具屋さんに寄ってみたかったのよ〜。楽しみ〜。
高円寺で有名な焼き鳥屋さん。
美味しいよね、大将。
と、いうか、阿佐ヶ谷・高円寺あたりの居酒屋は大体15:00頃には既に繁盛する。
ダメだろそんな時間に繁盛しちゃ。
まだダメな時間だろ。
あ、そう、高円寺到着してます。
ここ、私の好きな古着屋。
めちゃめちゃ革靴の取り扱いが多い。
恐らく牛5頭分くらいはある。
駄菓子屋かな?
皆さんご存知
【日本鳩対策センター】もありました。
あれ、駅とかビルに針仕掛けてんのこの人達かな。
お散歩してたら、外暗くなっちゃってさ。
これ以降は写真撮ってないんだよね。ゴメン。
この後無事に新高円寺に到着して、丸ノ内線で新宿に向かいました。
疲労で目がイッている。
また、書きます。
【街歩き】日本にアメリカは存在した。
今日は休日です。
私にとって休日とは、
イトーヨーカドーで買った安い牛肉をグシャグシャ食べる日の事を指します。
そのような人間味溢れる休日も
非常に感慨深く、文学的な美しさがあるとは思うのですが、今日は気分を変えて、
私のふるさとにあるアンティークショップに行ってみることにします。
私の故郷は福生市という場所。
東京の西部にあり、市内に横田基地というアメリカ空軍の基地があります。
つまりはUSA。
FUSSAのスペルの中にもUSAが入ってますから、実質アメリカです。
アンティークショップに向かうべく、
マップを調べたのですが
あーダメダメこれは。
通信制限だから、勘でいくことにします。
降り立ったのは〈東福生駅〉
駅周辺の建物が全体的に低く設計されていて、縦の空間をより広く見せる工夫がなされています。
さすがUSAの街。
街の魅せ方に余念がありません。
しかもオーパーツまである。
これ今の技術では再現できませんから。
おー!早速みつけた!
余裕。勘で余裕。
あ〜あ〜あ〜。
あ!ほら!見て見て!インフォメイチョン!
こんなに店があるから!ね!元気出して!
ボルダリングまであるのか。
腕にタツーが入っていて、バーバーで髪を切って髭生やしてるマッチョなタイプの不良男が遊んでるに違いない。
福生はそういう街だから。怖いから。
そして、街並みから漂うワイハー感。
晴れてたら完全にワイハー。
ワイハーの1番ワイハーっぽくないところと、福生の1番ワイハーっぽいところは多分同じレベル。
つまりここはワイハー。
おっ、家政婦紹介所。
「あー、家政婦紹介所ね。」とはならない、馴染みが無さすぎる。
ちょっと大通りからそれれば何か面白いものが見つかるはずだ。
ほ〜らほら、めっちゃアメリカ。
コロナ持ってきて。
ほ〜らほら、おいでおいでしてきてる。
マジコワ。
ねじり殺されそう。
道中で見かけた
〈木を植えるレストラン オーロラ〉
植えすぎだろ、謙信謙信。
てか、植えてるというより、自生してない?木の生えるレストランだな。
あ、チョキ。
これはあれだ、こいつを倒してゲットしたアイテムで、さっきのおいでおいでを倒すんだな。攻略余裕です。
トムソーヤ工房とかいう、攻めたデザインのお店。
外に転がってるのはなんだ?あれ?
ぇあっ!?あれ??
あー、なるほど。
チョキとパーはどう頑張っても倒せないタイプのクリーチャーで、この頭部を倒すとあの二体も同時に消えて、二体が見張ってたあの家の中に重要アイテムが隠されてるってシナリオだったわ。
初見殺しだな。
ここは昔レンタルビデオ屋だった。
中1の私がエロスと出会った、かけがえのない、思い出の場所。
返せよ。
俺の青春の光を、返せよ。
みんなご存知、オザムだよ。向井オザムだよ。
この道いいな、
加工したらもっとヴィンテージ感出るぞ、化けるぞ君は。
ホラッ!
いいね〜、髪伸ばしてフレアパンツ履いてタバコ吸ってギター弾きたいね〜。
アンティークがダメだったから、大好きな酒でも買って帰ろう。
日本酒か、マリブがいいな。
マリブっていいよね、遊んでる味がする。
海沿いで美女を腕に抱いて、なんかパラソルの下にある布のベッドみたいなやつに乗りながら飲むやつだもんねきっと。
いいなぁ〜、マリブいいなぁ〜。
会話すると女性にキモがられる私にとって、憧れを叶えてくれる夢の飲み物だからな〜、マリブいいな〜。マリブ買お、マリブ。
はやくマリブ飲みたいな〜。
あっ、中学時代に、こんな感じに乳首から毛が生えてる先輩いたな〜、チク毛いいな〜、チク毛チク毛。
あー。
チク毛のテンション返せよ〜。
日本人て働きすぎなんじゃないの?
アメリカだったわここ、マジだった。
前言撤回、日本です。ニッポンですここ、働いてくれ。
すぐ近くの酒屋は開いてた。
なんでこんなに酒場が多いかというと、
福生は水が綺麗で、酒造が2箇所もあるからなんだよ。すごいよね。
できたてのクラフトビールを飲める酒造もあるんだよ。
多分ここにヒーロー着地したね。
そんなこんなで、幼少期にザリガニを漁った公園に来たよ。
あ〜あ〜。
あ〜あ〜あ〜 。
今の子供ってほんとこういう所で遊ばないんだろうな、人が通れば植物はこんなに生えないもの。
そして、私はかつてこの沼に落ちたことがある。なんとか抜け出たものの、片方の靴を無くしてパニックになった私は、自宅まで全力疾走した。
自宅に帰ってかあさんに「沼に落ちて靴片方無くした!」と叫んだら、帰ってきた返答は
「へー」だった。
私は平常心を取り戻した。
東京靴流通センターっていい名前だよね。
“東京”で“靴”を“流通”させている“店”
なんて明瞭なんだろうか。
スタバは、
【亜米利加珈琲販売センター】
パリコレは、
【仏蘭西服装見せびらかし大会】
に改称した方がいい、オシャレだし。
さて、お腹も空いてきたので、ご飯食べてから帰ります。
ヘビも死んでる事だし、ご飯ご飯!
夜ご飯を食べにきたのはここ
カッパ64!
店名は、あの、
8×8(ハッパ)=64からとって、カッパ64ね。
ハッパとカッパが掛かっています。
でも、ここの味はモノホン
しょうゆ・トマト・シーフードラーメンがある。あのカップラーメンと同じ。
他にもレモンラーメンとかあるんだよ、本当に一回食べにきて欲しい。
牛浜駅から15分くらいの場所だからほんとにヘンピじゃ済まないくらいヘンピな場所にあるんだけど、すっごく美味しい。
町田からわざわざ車で来る友達とか、川崎あたりからバイクで来る友達もいた。一回食べるとガッツリハマる味。
車とかバイク持ってる人は来やすいと思うからドライブがてら来てみて、びっくりするよ。
さて、満腹になった事だし、今回はここらへんでサヨナラです。
おやすみなさい。